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日本の昔话16——おだんごコロコロ

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Sinopsis

おだんごコロコロむかしむかし、おだんごを作るのが、とても上手なおばあさんがいました。  ある日の事、おばあさんがおだんごを作っていると、そのうちの一つが、コロコロコロと、転がり落ちて、外へ行ってしまいました。 「これこれ、おだんごよ、待ってくれ」  おだんごは、コロコロコロコロ転がって、道ばたの穴にストンと落ちました。  追っかけてきたおばあさんも、続いて穴の中にストンと落ちてしまいました。  穴の中は広い原っぱで、石のお地蔵さまが、たいくつそうに立っています。 「お地蔵さま、わたしのおだんごが、来なかったかの?」 「きた、きた。わしの前を通って、向こうの方へ、コロコロコロ」 「ありがとよ」  おばあさんが少し行くと、また、お地蔵さまが立っていました。 「そのおだんごなら、向こうの方へ、コロコロコロ」  おばあさんは教えられた通りに行くと、またお地蔵さまです。 「ああ、あのおだんごは食べたよ。とってもおいしかった。ごちそうさん」 「おんやまあ。お地蔵さまが食ベたのなら、まんず、よかんべ」  そのとき、ドスンドスンと、大きな足音が近づいてきました。 「おばあさんや、大変じゃ! 鬼どもが来るぞ! はよう、わしの後ろに隠れるがいい」 「ヘいへい、ありがとうさんで」  おばあさんは、お地蔵さまの後ろに隠れました。  やがて赤鬼と青鬼がやってきて、鼻をピクピク動かします。 「ふんふん、くさいぞ、人間くさい。・・・そこにいるな!」  おばあさんは、すぐにつかまってしまいました。  おばあさんを屋敷へ連れて帰った鬼が、しゃもじを一つ渡して言います。 「米粒を一つ、カマに入れて、水をいっぱいにしてたくんだ。煮えたら、このしゃもじでグルリとかき回す」  言われた通りにすると、お米はムクムクとふえて、まっ白なごはんがカマいっぱいになりました。 「あれまあ。なんて不思議な、しゃもじじゃろう」  おばあさんは毎日、せっせとごはんをたきました。  でも、家に帰りたくてしかたがありません。  そこである日、鬼どもが山ヘ遊びにいっているすきに、不思議なしゃもじを持って逃げ出しました。  まもなく、おばあさんの行くてに、大きな川が現れました。  けれども、都合のいい事に、舟が一そうつないであります。  おばあさんの乗った舟が、川のまん中あたりまでいったとき、鬼どもが岸まで追いかけてきました。 「おいみんな、水を飲んで舟を止めよう」  鬼どもは岸