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日本の昔话16——おだんごコロコロ
- Autor: Vários
- Narrador: Vários
- Editor: Podcast
- Duración: 0:04:37
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Sinopsis
おだんごコロコロむかしむかし、おだんごを作るのが、とても上手なおばあさんがいました。 ある日の事、おばあさんがおだんごを作っていると、そのうちの一つが、コロコロコロと、転がり落ちて、外へ行ってしまいました。 「これこれ、おだんごよ、待ってくれ」 おだんごは、コロコロコロコロ転がって、道ばたの穴にストンと落ちました。 追っかけてきたおばあさんも、続いて穴の中にストンと落ちてしまいました。 穴の中は広い原っぱで、石のお地蔵さまが、たいくつそうに立っています。 「お地蔵さま、わたしのおだんごが、来なかったかの?」 「きた、きた。わしの前を通って、向こうの方へ、コロコロコロ」 「ありがとよ」 おばあさんが少し行くと、また、お地蔵さまが立っていました。 「そのおだんごなら、向こうの方へ、コロコロコロ」 おばあさんは教えられた通りに行くと、またお地蔵さまです。 「ああ、あのおだんごは食べたよ。とってもおいしかった。ごちそうさん」 「おんやまあ。お地蔵さまが食ベたのなら、まんず、よかんべ」 そのとき、ドスンドスンと、大きな足音が近づいてきました。 「おばあさんや、大変じゃ! 鬼どもが来るぞ! はよう、わしの後ろに隠れるがいい」 「ヘいへい、ありがとうさんで」 おばあさんは、お地蔵さまの後ろに隠れました。 やがて赤鬼と青鬼がやってきて、鼻をピクピク動かします。 「ふんふん、くさいぞ、人間くさい。・・・そこにいるな!」 おばあさんは、すぐにつかまってしまいました。 おばあさんを屋敷へ連れて帰った鬼が、しゃもじを一つ渡して言います。 「米粒を一つ、カマに入れて、水をいっぱいにしてたくんだ。煮えたら、このしゃもじでグルリとかき回す」 言われた通りにすると、お米はムクムクとふえて、まっ白なごはんがカマいっぱいになりました。 「あれまあ。なんて不思議な、しゃもじじゃろう」 おばあさんは毎日、せっせとごはんをたきました。 でも、家に帰りたくてしかたがありません。 そこである日、鬼どもが山ヘ遊びにいっているすきに、不思議なしゃもじを持って逃げ出しました。 まもなく、おばあさんの行くてに、大きな川が現れました。 けれども、都合のいい事に、舟が一そうつないであります。 おばあさんの乗った舟が、川のまん中あたりまでいったとき、鬼どもが岸まで追いかけてきました。 「おいみんな、水を飲んで舟を止めよう」 鬼どもは岸