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坂本真绫欧洲游记——From Every Where 2-4

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Sinopsis

初めて訪れた国で、フランス語はひとつもわからなくて、目的地も曖昧で。そんな私が無事ホテルを探し当てることができたのは、途中本当にたくさんの地元の人たちに助けてもらったからだった。フランス人は英語を使わないとか観光客に冷たいとか、そんな噂を聞いたことがあったのにイメージと全然違うじゃないか。ほんのちょっと立ち止まって地図を見ているだけで通りすがりの人が次々と「道わかる?」と声をかけてくれる。メトロでは大荷物を持って立っている私に男の子が席を譲ってくれた。スリが多いと言われる扉付近の位置にオノボリサン丸出しで立っていたから、きっと心配してくれたのだろう。 メトロの切符の買い方がわからなくて自動券売機の前で立ち尽くしていると、黒人の美人のお姉さんが「大丈夫?」「カルネでいい?」とフランス訛りのかわいらしい英語でレクチャーしてくれた。困ったなと思った3秒後にはもう自動的に救いの手が差し伸べられている。優しくされるたび緊張している心がちょっとずつ柔らかくなっていった。パリって思ってた以上にすごくあったかいところなんじゃないかしら!それにこの部屋も、とても狭いけど大きいな窓があるから好き。揺れる白いカーテンも、パン屋さんの匂いも。旅の滑り出しは好調、なんだか良い予感。