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日本の昔话 3——サルカニ合戦

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Sinopsis

サルカニ合戦 むかしむかし、カキの種をひろったサルが、おいしそうなおにぎりを持ったカニに、ばったりと出会いました。  サルはカニのおにぎりが欲しくなり、カニにずるいことを言いました。 「このカキの種をまけば、毎年おいしいカキの実がなるよ。どうだい、おにぎりと交換してあげようか?」 「うん、ありがとう」  カニは大喜びで家に帰り、さっそくカキの種をまきました。  そして、せっせと水をやりながら、♪早く芽を出せ、カキの種♪早く芽を出せ、カキの種♪出さねばはさみで、ほじくるぞ すると、どうでしょう。  さっきまいたカキの種から芽が出てきて、ぐんぐん大きくなりました。♪早く実がなれ、カキの木よ♪早く実がなれ、カキの木よ♪ならねばはさみで、ちょん切るぞ こんどはカキの木に、たくさんのカキが実りました。 「よし、これでカキが食べられるぞ」と、カニはカキの実を取りに行こうとしましたが、カニは木登りが出来ません。 「どうしよう?」  困っていると、さっきのサルがやってきていいました。 「ありゃ、もうカキが実ったのか。よしよし、おいらが代わりにとってやろう」  サルはスルスルと木に登ると、自分だけ赤いカキの実を食べ始めました。 「ずるいよサルさん、わたしにもカキを下さい」 「うるさい、これでもくらえ!」  サルはカニに、まだ青くて固いカキの実をぶつけました。「いたい、いたい、サルさんずるい」  大けがをしたカニは、泣きながら家に帰りました。  そして、お見舞いに来た友達の臼(うす→もちをつくる道具)とハチとクリにその事を話しました。  話しを聞いたみんなは、カンカンに怒りました。 「ようし、みんなであのサルをこらしめてやろう」  みんなはさっそくサルの家に行き、こっそりかくれてサルの帰りを待ちました。 「おお、さむい、さむい」  ふるえながら帰ってきたサルが、いろりにあたろうとしたとたん、いろりにかくれていたクリがパチーンとはじけて、サルのお尻にぶつかりました。 「あちちちっ、水だ、水」  お尻を冷やそうと水がめのところへ来ると、水がめにかくれていたハチにチクチクと刺されました。 「いたいっ、いたいよう、たすけてぇー!」  たまらず外へ逃げ出すと、屋根の上から大きな臼が落ちてきました。  ドスーン! 「わぁー、ごめんなさーい、もう意地悪はしないから、ゆるしてくださーい!」  それから改心したサルは、みんなと仲良くなりました。おしま